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被覆熱電対

被覆熱電対

-200~700℃までの温度範囲で使用され、試験用、実験用の温度測定が主ですが、最近では燃料電池業界などでも使用され、活躍の場を広げています。データロガー用温度センサーとしても広く使用されています。

構造が単純なので保護管タイプと比べると安価でスペースも取りません。ただ、その分強度は劣ります。

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即納対応について

当日の午前中までにご注文を頂ければ当日出荷が可能な、即納温度センサーのシリーズに被覆熱電対が新たに加わり、ラインナップもモールド形、フィルム形が増えました。
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以下よりカタログをご覧ください。
即納対応品カタログ

特徴

当日出荷が可能な製品も取り扱い

  1. 未加工のものをm単位で販売可能です。(未加工のもの{100m単位のものを含みます}は通常お問い合わせフォームよりお問い合わせください。)
  2. 温接点は露出形/モールド形/フィルム形などの加工可能です。
  3. 接続部は圧着端子/端末ムキ出し/端末無加工など選択自由です。
  4. 単純な構造なので低価格での製作が可能です。
  5. JISやASTM規格対応商品を取り揃えてあります。
  6. 0.05mmの素線もあり応答速度は非常に優れています。
  7. 表面温度測定に優れたフィルム形熱電対も取り扱いしています。
RoHS compliantマーク

イメージ図

構造

仕様

常用使用温度範囲 以下表参照ください。
許容差 JISクラス1 JISクラス2
熱電対種類 K , E , J , T

許容差について

種類

被覆の種類 使用可能温度 素線の種類 記号 素線径【仕上がり寸法】(mm)   
ビニール -20~+90℃ K TC-K-G 0.1 【1.0×1.5】
0.2 【1.2×1.8】
0.32 【2.0×3.0】
0.65 【3.0×4.2】
E TC-E-G
J* TC-J-G
T TC-T-G
ガラスウール +20~+200℃ K TC-K-H 0.1 【0.9×1.2】
0.2 【1.0×1.3】
0.32 【1.3×1.8】
0.65 【1.5×2.3】
E TC-E-H
J* TC-J-H
T TC-T-H
フッ素樹脂 -200~+200℃ K TC-K-F 0.1 【0.7×1.2】
0.2 【0.9×1.4】
0.32 【1.1×1.7】
0.65 【1.5×2.4】
E TC-E-F
J* TC-J-F
T TC-T-F
ガラスウール
外シールド
+20~+200℃ K   TC-K-HSOS 7/0.32 【2.9×4.6】
J* TC-J-HSOS
ポリエステル -20~+120℃ K   TC-K-P 0.1 【0.11】
0.2 【0.21】
0.32 【0.33
T TC-T-P

* タイプJの素線径はφ0.2mm以上からの取り扱いになります。

ASTM カラーコード被覆熱電対 

被覆の種類 常用使用温度(℃) 素線種類 記号 素線径【仕上がり寸法】(mm)
素線 被覆
ガラスウール 500 480 K 黄/茶 TC-K-HA 0.32【1.0×1.8】
0.5 【1.2×2.0】
0.8 【1.3×2.2】
600
700
高温用ガラスウール 600 700 K TC-K-HH 0.5 【1.8×3.1】
シリカファイバー 700 870 K TC-K-SF 0.8 【2.5×3.9】
ポリイミド 600 300 K TC-K-KP 0.5 【1.1】

※ASTM規格は内被覆の赤がマイナスとなりますので注意して下さい。

形状・種類

温接点形状

*モールド形については耐熱200℃で、フッ素樹脂被覆のみとなります。素線径φ0.1は製作対応しておりません。 *シートカップル形についてはビニール、フッ素樹脂被覆のみとなります。素線径φ0.05、0.1、0.2は製作対応しておりません。熱電対種類はK、Tのみになります。

接続部形状

技術情報

応答特性試験

被覆熱電対(露出形)

撹拌水中及び静止空気中における、T1からT2への温度変化量を100%としたときの63.2%(時定数)及び90%の値を示すまでの時間は、以下のようになります。

種類 外径(φ)
単位(mm)
撹拌水中
単位(秒)
気体中
単位(秒)
63.20% 90% 63.20% 90%
被覆熱電対
(露出型)
0.05 <0.01 0.01 0.5 1.2
0.1 0.02 0.05 1.2 2.7
0.2 0.06 0.14 3.5 8.1
0.32 0.15 0.35 6.1 14.1
0.64 0.27 0.63 11.6 26.7

被覆熱電対(モールド形)

種類 外径(φ)
単位(mm)
撹拌水中
単位(秒)
気体中
単位(秒)
63.20% 90% 63.20% 90%
被覆熱電対
(モールド型)
0.05 0.5 1.3 5.6 13
0.32 2.9 6.6 32 74
0.64 4.9 11 47 109
試験条件

使用熱電対

 

フッ素樹脂モールド被覆熱電対   フッ素樹脂被覆熱電対

試験温度 T1:低温→T2:高温 常温→沸騰水中 常温→100℃静止空気
T2:高温→T1:低温 常温→氷点   100℃静止空気→常温
試験方法

供試被覆熱電対の検出部を室温から十分な温度差をもつ撹拌水中及び静止空気中に瞬時に置き換えて、時定数及び90%の応答時間を測定する。
応答時間は、T1→T2,T2→T1の平均時間とする。

準拠規格 JIS C1602 熱電対
ご使用上の注意
上記の試験結果は限定された試験環境における代表的なデータですので、実際のご使用環境により結果が異なる場合があります。

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