医療関連装置の発達は早く、それに伴い装置の周辺部品供給者への要求も日に日に増してきています。オプトリスは非接触式の温度センサーを常に発展させ、その要求に製品を合致させていく事でお客様の要望に答えています。 医療用装置にはとても小さくコンパクトなものもあります。そのため、温度センサーの構造も装置にとっては重要な要求事項になります。お客様との定期的な意見交換により、オプトリスは同社製品であるCS LTを薬品関連産業の為に、最適化する姿勢をとってきました。　

長さ87ｍｍ、直径１２ｍｍと小型のため、オプトリス製CS LTは小型医療用装置にちゃんと収まるよう設計されています。特別設計である医療用CS LTもあり、このタイプの大きなメリットとしてはプラグの付いた短いケーブルです。このプラグはシンプルで早い温度センサーの脱着が可能です。

エンボス加工では、連続的で安定的な温度データが5K以下の許容差で必要となってきます。温度データを監視するため、機械によっては１６個もの放射温度計が対象物の動く方向と垂直に取り付けられます。

医療技術での放射温度計の重要な用途として歯科製品用熱形成機（マウスピースなどを製造する機器）への適用があります。 マウスピースを形成するに当り、ある一定の温度でマウスピースが温められます。高い熱均衡と形成の際の正確な温度調整は結果として高い品質を導きます。安定した製品品質を実現し、局部的な焼きつきやひび割れを防ぐために温度を監視することが必要になります。オプトリスのお客様では非接触式である放射温度計のメリットを考慮し放射温度計を導入する企業もあります。オプトリス製CS LTは正確な温度測定の他、80℃にさらされても冷却することなく使用できるメリットがあります。